突然ですが、歳をとると時間が経つのが早いように感じる、という聞き飽きた決まり文句は、例外無く誰しもが感じるのでしょうか。
少し前の私はちょっと分かるような気がしてしまっていました。
でもある時、それは歳をとると大概のことが経験したことのあることなので相対的に早く感じるだけなのだ、というこれまたよく聞く買い言葉がぐさりと胸に刺さりました。
初めて通る道は遠く感じるけれど、その帰り道はその倍くらい早く感じるというような。
私は、まだまだ「帰り道」にしたくないなぁと思います。
出来ないこと、苦手なこと、やってこなかったこと、やってみたいこと、などたくさんの通っていない道があります。想像だに出来ないまだ見ぬ道も多くあるのでしょう。
それをどんどんやらずしてどうする!
とにかく出来ることから、与えられた機会を利用させてもらいつつ、ひとつひとつ自分に新しい道を作っていくという思考になりました。
そのように意識すると、苦手だと敬遠していたことも、最初はきついけれど、ある程度形になってくると、何だか楽しくさえあります。
出来ないことの怖さより、やったことのない怖さの方が勝っていることが、結構ありそうです。
今はそんなひとつひとつを手探りで、でも着実にやることのできる状態であることがとても嬉しく思います。
まだ見ぬ道よ、どんどん出てこい。