東京西部の閑静な住宅街にある木造戸建ての改修である。
隣地の住宅が近いため、家の中心である1階リビングが暗く寒々しい印象であった。逆に、2階個室にはたっぷりと光が降り注ぐ、良好な環境である。
その2階の光を有効的に利用するため、2階個室の一部床を撤去し、ルーバー状の床に変更することで、1階リビングへ十分な採光を届けることとした。
併せて、重たい垂れ壁や吊り戸棚を撤去し、必要があれば仕切ることもできる大きな引き込み扉を作るなどのささやかな整理を加えることで、おおらかな柔らかい空間へと変化させることができた。
type:interior
date:2018.05
size:102.68㎡
location:東京都練馬区
施工:きよたけ建築工房