正しいことを正しいと言うことは簡単です。
みんながやっているし、そうありたいとみんなが努力しています。
でもみんなが言っていることと正しいことは、イコールではなかったりもしますね。
正しさ、とは何でしょうか。
正しくても、時に誰かを傷つけたりすることもあります。
正しさが徒党を組むと弱いものいじめするかもしれません。
正しさ、とは。
人間の正しさとは。そして建築の正しさとは。
最近、正しいことを正しい、ということが怖くなってきています。
自分の正しい、だと思っていることが、実は誰かの正しい、の受け売りだったりするかもしれないからです。
ある人はこう言いました。
『「正しい」ことなんて何も無い、「正しいとされていること」だけがある。』
そういう時ふと、逆から考えてみると別の視点が見えてきて案外良いかもしれない、と思いました。
正しいか、ではなく、間違っていないか。
「正しい」は絶対的だけれど、「間違っている」は迷いがある感じがするからでしょうか。
「正しい」に反論するのは難しいけれど、「間違っている」からは「何故?」が生まれやすいからでしょうか。
「正しさ」を隠れ蓑にして、「考える」ことから逃げてはいけないんだなぁ。
このブログも、「正しさ」を振りかざす場所ではなく、「考える」場所にしたい、と改めて背筋を伸ばします。