浅間山麓の小さな町にある別荘の改修工事である。
主な作業は、築40年以上の間更新されていない床材の張り替え工事である。選んだ床材は、程よく美しい光沢をもつ無垢のバーチ材。
既存床の解体から新規床材の施工まで、体と頭を動かし、有志の友人たちの週末の時間を借りて、工事を進めた。
別荘とは、複雑な日常から離れ、心と身体を本来のシンプルな状態に戻す場所ではないかと思う。
その空間の中心となる床にそえられたノーマルで柔らかいバーチ材の感覚が伝わり、ずっと素足でいたくなるような心地よい空間になった。
床の改修を皮切りに、少しずつ全体のメンテナンスをしていく予定である。
type:interior
date:2011.06
size:32.87㎡(1階部分のみ)
location:長野県、御代田町